介護士

【介護士と看護助手の違いとは?】メリット・デメリットを解説!体験談も。

病院での看護助手業務(身体介助有り)と、特養における介護士の業務について、違いは有るのでしょうか??

勤務場所とサービス対象(患者様とお客様)が異なりますが、行う業務も異なってくるのでしょうか?

もしわかる方がいらっしゃったら是非、教えてください!

このような声にお応えしますね。

本記事の信頼性

  • 私は介護職を7年+看護師を2年間、経験しています。
  • 実習やアルバイトを含めると10以上の介護現場を見てきました。
  • 資格は看護師、介護福祉士、ケアマネ、その他。
  • 認知症ケアの講師も行ってきました。

もちろん特養での介護も見てきましたし、看護助手も経験しています。

結論から言うと特養での介護士と、看護助手の仕事は、同じ『介護』でも全く違うと感じました。

私が違いを感じたのは以下です。

  • 業務内容の違い
  • 働く場がそもそも違いすぎる
  • 周囲の人間関係の違い

記事内で詳しく解説していきます。

今回の記事は施設での介護士と病院での看護助手を経験した私が、それぞれの違いと、メリット・デメリットを詳しく解説していきますね。

実体験ベースなのでよりリアルな情報がお伝えできると思います。

この記事を読み終わるとそれぞれの違いを知ることができますよ。

前置きはこの辺にして、さっそく見て行きましょう。

【介護士と看護助手の違いとは?】メリット・デメリットを解説!体験談も。

厳密にいうと、ほぼ一緒という認識でOKだと思います。

病院で働く『介護士』=『看護助手』です。

介護施設で働くことに慣れていた場合、病院の独特の雰囲気に息苦しさを感じるかもしれません。

看護師と一緒に働くことで、介護現場にはない『ピリピリ感』を感じることも、、、。

ぶっちゃけ、この『雰囲気』になじめずに辞めていく方もたくさん見てきました。

そもそも違いを理解して『自分が何をしたいか』ここを明確にしておくと、ブレがないのでかなり楽になります。

それぞれの詳しい違いを見て行きましょう。

【仕事内容を比較!】介護士と看護助手

福祉施設では利用者の生活を中心に業務が組まれていますが、病院では患者の治療を中心に業務が組まれています。

介護士の業務を解説

詳細は以下ですね。

介護士(介護福祉士)は資格上、以下のように定義づけられています。

介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう。

介護士の業務

  • 入居者の身体介護(食事介助、移動、移送介助、排泄介助、入浴介助、洗髪、足浴、手浴、整容や洗面を含む清潔介助)
  • 入居者の生活環境を整備(ベッドメイキング、居室の環境整備、居室の環境整備)
  • その他(レクリエーションなど)

詳しいタイムスケジュールを見てきます。

以下は私が勤めていた特養でのリアルな日勤の流れですね。

ユニット制で12名の利用者を3~4人の職員で見ていました。

8:30 朝食の下膳
9:15

施設全体の申し送りに参加

状態に変化ある利用者は申し送る

9:30

移乗介助

食事が終わった方はベッドへ移ってもらいます。

10:00

お茶を配る。

必要な方は介助で摂取する。

飲水量の記録も忘れずに。

10:30

トイレ誘導、オムツ交換

お通じが出ていない場合は、看護師に申し送るので排便の記録は忘れずに。

11:30

離床介助

ベッドから車いすへ移ってもらいます。

力仕事なので男の職員が活躍する場。

12:00

配膳、食事介助

ご飯だけはユニットで炊いて、おかずは厨房から届くという感じでした。

ご飯のいい香りが配膳前からユニット内に漂い食欲をそそります。

13:00

休憩

食事が進まない方は早番の職員へ任せます。

14:00

記録

利用者の横に座り記録しながらお話しします。

コミュニケーションも大事な仕事です。

15:00

おやつを配る。

必要な方は介助を行います。

16:00

オムツ交換、トイレ誘導

サクッと終わらせます。

17:00

離床介助

夕方からは人手が少なるので、離床して食事の準備までは日勤の仕事です。

ここでも男手はやはり重宝されますね。

17:30

退勤

離床介助を終わらせれば、時間まではいつでも帰れるように、そわそわしてその時を待ちます。

もちろん定時ダッシュ。

基本は介護士がメインで活躍するのが特養などの福祉施設の特徴ですね。

個人的には、多職種と意見がぶつかることも少なく穏やかに働ける印象でした。

看護助手の業務を解説

一方、厚生労働省は看護助手の役割を以下のように定義してます。

「原則として療養生活上の世話(食事,清潔,排泄,入浴,移動等)のほか,病室内の環境整備,ベッドメーキング,看護用品及び消耗品の整理整頓等の業務を行う」

看護助手の仕事内容

  • 患者の身体介護(食事介助、移動、移送介助、排泄介助、入浴介助、洗髪、足浴、手浴、整容や洗面を含む清潔介助)
  • 患者の生活環境を整備(ベッドメイキング、病室の環境整備、病棟内の環境整備)
  • 看護師の補助業務(カルテの整理、物品の片づけ、清拭の準備、食事の配膳、配茶、看護師が使う物品の整理)
  • その他(レクリエーションなど)

介護士と大きく違わないようですが、看護師の補助業務があり、実際に働いてみると大きな違いを感じると思います。

細かく見てみると、介護士がやらないことで、看護助手としてこんなことをしていました。

以下です。

病棟内の洗面台を清掃する。

→感染予防の観点から毎日、決まった時間に行っていました。

カルテの整理

→看護師の補助業務です。カルテの中の書類を整理します。

検体の提出

→看護師の補助業務。看護師は病棟を離れる時間がないため検体を検査室へ運びます。

患者の検査出し

→看護師の補助業務。患者を検査室などへ移送します。

病棟内の環境整備

→病棟の物品管理は看護補助者が行っていました。なくなっている物品は無いか、発注業務など。

病棟にいると看護師に依頼されてケアや業務を行うことも多々あり、まさに『看護師』の『助手』です。

また病院は治療優先の場なので、検査や治療のための業務は優先的に行う必要がありますね。

看護師に仕事を振られることをよくあるので、優先順位を決めながら臨機応変に行動する能力は重要ですよ。

例として看護助手の一日の仕事の流れを見て行きます。

実際に私が助手として勤めていた、病院でのリアルな1日の流れです。

看護助手は1日、2~3名で仕事をしていました。

 

8:30

食事の下膳

患者の病室を回り、下膳を行います。

食事量などもしっかり記録できるようにメモに残しておきます。

9:00

清拭準備

陰洗ボトルにお湯を入れ、清拭タオルを用意します。

9:30

患者の清拭

患者の身体を拭き、オムツ交換を行います。

点滴がある患者などは看護師と一緒に行います。

検査出し

点滴がない患者は看護助手でも検査に連れていきます。

清拭の合間などに、看護師に依頼されて突発的に連れて行くような感じですね。

11:00

清拭車の片づけ

看護師が医療ケアに集中できるように、このような雑務は基本的に看護助手が行います。

11:30

退院した患者のリネン交換

午前中に退院した患者のベッドを清掃、次の入院に備えてシーツを作っておきます。

12:00

配膳、食事介助

各患者の食事形態に注意しながら食事を配膳します。

誤嚥リスクの少ない患者は看護助手が食事介助します。

13:00 休憩
14:00

洗髪、手浴、足浴などのケア

患者のケアに回ります。

曜日ごとに決まったケアがあります。

もしくは看護師に依頼されることも。

14:30

カンファレンス

病棟内でカンファレンスが30分くらいあります。

看護助手も一応参加。

看護師メインなので、看護助手の発言はほぼなし。

というか口をはさむ隙がありません。

病棟内の決まりは助手の間でも引き継げるようにメモに残します。

15:00

ケアの続きを行います。

この間に検査出しなどを依頼されれば行います。

出勤している相方(助手)が『できない人』ならかなり忙しくなります。

16:00

環境整備

夕方に1度、病棟内のすべての水場の清掃を行います。

これがどのくらい感染予防につながっているかは不明です。

ゴミも溜まっている時間なのでNsステーションのゴミもここで1度片づけます。

17:30

退勤

やり残したケアは明日に引き継げるようにメモに残します。

できるだけ残さないように頑張りますが限界がありますね。

空いた時間

病棟内の物品の補充

カルテの整理

患者のナースコール対応(トイレなどの対応)

不穏患者の対応(散歩、話し相手など)

ひかえめに言って私が勤めていた病棟はとにかく忙しかったです。

看護師から仕事を依頼されますが、感謝もされるので看護師からのお礼の言葉がやりがいになっていました。

【はたらく場】介護士=老人ホーム/看護助手=病院

働く場で、学べるものも違っていきます。

それぞれが働ける場所を確認してみますね。

介護士が働ける場には以下があります。

  • 訪問介護
  • デイサービス
  • 有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • グループホーム
  • 障害者施設

看護助手が働ける場は病院ですが、さまざまな病院、科があります。

  • 急性期病院
  • 慢性期病院
  • リハビリテーション病院
  • 精神科
  • 神経内科
  • 整形外科
  • 混合病棟

それぞれの場で出来ることや学べるものが異なります。

自分が何がしたいのかを明確にしておくことが重要です。

下記で紹介します。

それぞれの場所で学べるもの

何が学べるのかはざっくり以下です。

接遇・マナー→訪問介護、デイサービス

レクリエーション技術→デイサービス

在宅支援→訪問介護

家事支援→グループホーム、訪問介護

認知症ケア→グループホーム

身体介護→老健、特養、病院

障害についての知識→障害者施設、病院

医療についての知識→病院

看護助手として、病院で働くことで医療を学べるというのは大きなメリットですね。

『将来的に医療職を目指す』という方には看護助手はおすすめです。

介護士と看護助手の年収。どちらが多いのか?

給与は介護士の方が高い傾向にあります。

どちらも300万円台が平均になっています。

看護助手

 
平均年齢 平均勤続 平均月収 平均賞与
46.7歳 8.5年 20万25000円 43万5100円

年収:286万5100円

介護士

 
平均年齢 平均勤続 平均月収 平均賞与
42.6 7.1年 22万9700円 53万1700円

年収:328万8100円

出典:賃金構造基本統計調査

手取りでの収入です。

給与は介護士の方が42万3000円、高い傾向にありますね。

介護士と看護助手のメリット・デメリット

ここで本題です。

それぞれのメリット・デメリットについても見てきましょう。

看護助手のメリット・デメリット

メリット

  • 医療知識が学べる。
  • 施設は別視点での学びがある。
  • 医療関連の職種との関わりが多い。
  • 無資格でも働ける。

デメリット

  • あくまでも看護師の助手
  • 雑務が多い。
  • 肉体労働が多い。
  • 役職がつかない場合がある。

看護助手は病院の職種です。周囲に医療職が多く、患者の疾患など医療知識が学びやすい環境にあります。

あくまでも、看護師の助手なので、補助的な業務が多いのも事実ですね。

また、病院自体に配置される人数が少なく、役職などの体制が整っていない場合もあります。

介護士のメリット・デメリット

メリット

  • 介護士が主体で仕事ができる。
  • 無資格でも働ける。
  • 福祉に関する知識が得やすい。
  • 昇進、役職などの体制が整っている職場が多い。

デメリット

  • 肉体労働が多い。
  • 医療については学びづらい。

一方で介護士として働ける職場は、介護がメインとして働ける場合が多いです。

その分、病院に比べて医療関連の知識は得ずらいですね。

介護施設などでは介護士として役職などの組織としての体制は整っています。

介護士として働きながら、いくいくは昇進してリーダー職を経験したいは介護施設を探した方がいいかもしれませんね。

自分に合った職場を探すなら転職サイトを利用してみよう

『看護助手』、『介護士』の違いを紹介してきましたが、、、

  • それでも違いが分からない。
  • ひとりで転職するのが不安。
  • どのような職場を選べばいいか分からない。

このような場合には転職エージェントを利用してみてはどうでしょうか。

メリットは以下になります。

  • キャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれる。
  • エージェントごとに独自のサポートがある。

キャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれる。

転職エージェントでは、専用のアドバイザーが転職のサポートを行ってくれます。

よくあるのが以下ですかね。

  • ヒアリングをした上での求人の提示
  • 職場との条件交渉
  • 面接の練習・同行
  • 履歴書の添削

一人で転職活動している人にはありがたいですね。

エージェントごとに独自のサポートがある。

転職エージェントごとに独自のサポートもあります。

介護関係のエージェントだと以下ですね。

  • 資格取得が無料で出来る。
  • 介護関連のイベントの開催

など

結論から言うとオススメは以下ですね。

おすすめの転職エージェント

ちなみに登録・利用は全て無料になっていますので安心してください。

かいご畑

無料で資格取得ができます。資格を今から取る人はここ一択ですね。

スマイルSUPPORT介護

非公開求人を合わせると求人数は業界No1の1.800.000万件です。

圧倒的な数なので必ずあなたに合った求人が見つかるでしょう。

きらケア介護

首都圏に強いのはこのきらケア介護です。面接の同行や、履歴書の添削などの行っています。

首都圏で求人を探すならここがおすすめすね。

特徴は以下の記事で紹介しています。

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ここまで『介護士』『看護助手』の違いについてお話してきましたが、最後に『介護士』『看護助手』として働いてきた私の体験談と注意点を解説していきます。

未経験でも大丈夫か?【問題ありません◎】

『看護助手』『介護士』ともにある程度の業務の流れは決まっているので基本はOKです。

身体介護などの、介護技術などは慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。

大き目の病院、施設の場合は研修体制などが整っているので、学べる場はあります。

私も施設で介護を始めましたが、最初は慣れない仕事で1年目に向けての研修を経て介護技術を学んできました。

女性がメインの職場であるということを理解する。

『介護士』『看護助手』ともに女性がメインの職場がほとんどです。

ひかえめに言ってめんどくさいこともあります。

たとえば

  • おつぼねがいる。
  • 日によって、気分の上がり下がりが激しいスタッフがいる。
  • 人づていわれのない悪いに噂が回り、トラブルに発展する。

こんな感じですね。

特におつぼねに目を付けられるとホントだるいですよ、、、。

私も経験がありますが、女性特有の陰湿な感じがつらい所です。

以下のことには最低限、注意しましょう。

  • 陰口は悪口は言わない。
  • おしゃべりには適度につきあう。
  • キーポイントになるおつぼねには注意する。
  • 派閥には所属しない。
  • 体臭、見た目などの清潔感には最低限の気をつかう。
  • 最低限の仕事はきっちりこなす。

これぐらい出来ていれば目も付けられず、面倒なトラブルは回避できると思います。

後は仕事を覚えて周囲に認められるようになればある程度、居心地も良くなると思いますよ。

転職しやすいのが介護業界【無資格でもOKな根拠】

平成30年に厚生労働省からこのような発表がありました。

以下です。

平成30年5月21日に第7期介護保険事業計画の介護サービス見込み量等に基づき、都道府県が推計した介護人材の必要数を公表しました。

これによれば、2025年度末に必要な介護人材数は約245万人となり、2016年度の約190万人に加え約55万人年間6万人程度の介護人材を確保する必要があると推計されています。

ようは圧倒的に人手不足ですよ!ということですね。

そんな業界なので、無資格でもOKという職場は無数にあります。

↑少し見にくいですが全て資格なし・未経験の求人です。

出典:かいご畑

経験年数がある。資格を持っているなどの強みがあれば、さらに転職はしやすい状況です。

無資格で入って資格取得を目指すというのもいいでしょう。

以下は資格の取れる、介護の転職エージェントの記事です。

詳しい内容は記事内で説明しています。

参考【無料で資格取得!】かいご畑で資格をとる方法!3つの注意点を解説

無資格の40代です。介護への転職を考えています。 転職サイトがいいと聞くのですが、どこかいいところはありますか。 このような声にお応えします。 この記事を書いている私は介護転職サイト利用し、転職を成功 ...

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まとめ

  • 『看護助手』『介護士』は似ているようで違う。
  • 『看護助手』『介護士』のリアルな業務内容を紹介。
  • 給与はわずかに介護士の方が多い傾向にあります。
  • どちらも未経験からスタートできます。
  • 介護職は比較的に転職しやすい業界です。
  • ひとりでの転職が不安なら転職エージェント利用するのもありです。

こんな感じですね。

介護士は看護助手はどちらもやりがいのある仕事です。

転職もしやすい業界なので、自分に合った職場を見つかるようにがんばりましょう。

介護士を7年経験。看護師2年目。副業アルバイトも加え猛烈に働き1年間で200万円貯金し看護学校へ入学した経験あり。ケアマネ資格も保有しています。体験談をベースに、看護師、介護士、ケアマネの情報を発信しています。

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