【資格取得】ケアマネジャー

【保存版】ケアマネジャー資格を取得する5つのメリットと3つのデメリット

介護士をしているのですがケアマネを取るか迷っています。具体的にメリットはありますか?デメリットも知りたいです。

このような声にお応えします。

介護の上位資格の位置づけあるケアマネジャー。介護士から資格取得めざす方も多いと思います。

介護士がケアマネジャーのなるメリットって何でしょうか?

ケアマネ試験は超難関。なんとなく受験しても合格は難しいですよ。まずはしっかりとメリット・デメリットを確認して「受験する動機」を明確にしておきましょう。

今回はケアマネジャー資格を取るメリット、デメリットを分かりやすく解説していきます。

筆者の紹介

この記事を書いているわたしは現役Nsです。ケアマネ資格も保有しており福祉の現場には10年近く関わっています。

この記事を最後まで読むことでケアマネジャー試験に望むモチベーションを持つことができますよ。

【保存版】ケアマネジャー資格を取得する5つのメリットと3つのデメリット

ケアマネジャーのメリット

  1. 給与が上がる
  2. キャリアアップにつながる
  3. 相談職へ転身できる
  4. 転職の幅が広がる
  5. 周囲の評価が上がる

メリット①:給与が上がる

ケアマネジャーになることで給与が上がります。

シンプルですがこれがもっとも大きなメリットではないでしょうか。

では介護士と比べてどれくらい給与が上がるのか。多職種も含めて給与の違いを調べてみました。

多職種との給与比較

 
 
業種 平均給与 基本給
介護職員 315.850円 182.260円
看護職員 379.610円 235.460円
生活相談員 343.310円 213.000円
リハビリ職員 358.560円 228.040円
ケアマネジャー 357.850円 216.780円
事務職 311.120円 204.940円
調理員 267.930円 182.510円
栄養士 319.680円 208.650円

引用:厚生労働省│令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

福祉職では「看護師」「リハビリ職」についでケアマネジャーの給与が高いという結果になっています。

介護現場でケアマネと介護職と兼任し夜勤も行うことでさらに給与アップが望めますよ

メリット②:キャリアアップにつながる

厚生労働省HP参照に作成

介護職のキャリアパスは上記です。ケアマネジャーは介護士の上位職という位置付けというになっています。

さらにケアマネジャーとして実務経験を積むことで主任ケアマネジャーなどの資格も取得できます。

ケアマネジャーは福祉職として働く上でキャリアップにつながる重要な資格です。

メリット③:相談職へ転身できる

相談援助を行う職種を相談職(ソーシャルワーカー)といいます。

相談職に転身することで現場とは違う形で利用者と関わるできます。結果として新しい価値観が形成でき自己成長にもつながります。

また現場では時間ごとに業務などが決まっていますが、相談職になることである程度の業務の時間調整は自分で行えます。

個人事業主のようなものでひとりでスケジュール管理をしながら仕事ができます。「自分のペースで仕事を進めたい」という方にはおすすめですね。

基本はデスクワークであり夜勤に入る必要もないため体への負担は現場の介護士よりも少ない傾向にありますよ。

メリット④:転職の幅が広がる

資格を取ることで「介護士」としても「ケアマネジャー」としても働くことができるので転職の選択肢が大きく広がります。

ケアマネジャーの働く場所は大きく分けて施設と在宅のふたつがあります。それぞれの働ける場所は以下です。

ケアマネの働ける場所

 
 
施設 居宅
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • グループホーム
  • 居宅介護支援事業所
  • 地域包括支援センター

ケアマネジャーになることで「地域包括支援センター」でも働くことができます。

地域包括支援センターは市が運営してる場合と、民間企業が市から業務委託を受けている場合があります。市が運営している場合は公務員待遇が受けられます。

民間の運営の場合でも手厚い待遇が受けられる場合もありますよ。

メリット⑤:周囲の評価が上がる

資格取得に否定的な意見もありますが、取得することで周囲の評価は大きく上がります。

これは実際にわたしも経験しました。難しい試験なだけに実務につかなくても取得するだけで上記のように評価が爆上がりしますよ。

【保存版】ケアマネジャー資格を取るデメリット

ここまでメリットを見てきましたが参考になるようにデメリットも見て行きましょう。

ケアマネジャーのデメリットは以下です。

ケアマネジャーのデメリット

  • 資格の維持が大変
  • 「便利屋」という立ち位置になりがち
  • 介護士の方が給与がいいケースもある

デメリット①資格の維持が大変

ケアマネジャーは資格取得までの道のりも過酷ですがそれに加えて保持も大変です。

ケアマネジャー受験資格

 
 

苦労して取得したケアマネ資格ですが5年ごとに資格の更新が必要です。

更新のためには最長で50時間におよぶ研修を受けなければなりません。(実務経験などで異なります)

質の維持・向上のためとはいえつらいものがありますね。

デメリット②「便利屋」という立ち位置になりがち

本来の役割である「介護保険を通した利用者の支援」が行えないことに対してストレスを感じているケアマネも少なくないです。

他にも「葬式の手配はケアマネに」「確定申告はケアマネに」「病院から一時外泊するのに家の階段を抱えてもらいたいから(そのためだけに)今すぐ来て」など便利屋として扱われることがあります。

こうした現状の裏には「利用者側もどこまでお願いしていいのか分かっていない」というケースもあります。

事前にケアマネジャーがどこまでのことをやるのかをしっかり説明しておく必要がありますね。

デメリット③:介護士の方が給料がいい場合もある

現場の介護職を離れることで夜勤に入れなくなります。

夜勤手当が付かなくなり給与が下がってしまうという例もあります。

【実際の声】ケアマネのやりがい

デメリット見てモチベーションを下げることはありません。

ここからはやりがいを感じながらはたらくケアマネジャーの口コミを紹介していきます。よければ参考にしてください。

【Twitter】ケアマネのやりがい

ケアマネのやりがい・やりがいを感じる瞬間

  • 利用者と家族の喜ぶ顔が見れる瞬間
  • トラブルに上手く対応できた時
  • 利用者の生活が良くなっていると実感できた時
  • 在宅での看取り
  • 利用者ひとりひとりと向き合える

特に看取りなど、状態の重い方の支援する際にやりがいを感じる方が多いようです。

もとは介護士の方も多くベースには人の役に立ちたいという思いがあるようですね。

まとめ

今回の記事ではケアマネ資格を取得するメリット・デメリットを解説していきました。

ケアマネジャーのメリット・デメリット

 
 
メリット デメリット
  • 給与が上がる
  • キャリアアップにつながる
  • 相談職へ転身できる
  • 転職の幅が広がる
  • 周囲の評価が上がる
  • 資格の維持が大変
  • 「便利屋」という立ち位置になりがち
  • 介護士の方が給与がいいケースもある

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