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【受験前に確認を!】ケアマネジャーとは?取得のメリットと受験資格まとめ

  • ケアマネの資格を取ろうと思っています。
  • 受験資格が変わったと言いますが詳しく知りたいです。

このような声にお応えします。

『上司にケアマネを取れと言われたけどハードルが高い。』

『来年受けてみようと思うけど勉強なんて久しぶりなので果たして受かるのか。』

ケアマネ受験をする方でこう考えている方も多いと思います。

昨今、受験資格の変更に加えて難易度が上がっており、平成30年度は過去最低の10.1%。

ハードルはかなり上がっています。

  第17回(平成26年) 第18回(平成27年) 第19回(平成28年) 第20回(平成29年) 第21回(平成30年) 第22回(平成31年)
受験者 174.974 134.539 124.585 131.560 49.332 30.509
合格者 33.539 20.924 16.281 49.320 4.990 5.644
合格率 19.2 15.6 13.1 21.5 10.1 18.5

受験を考えている方はまずは試験内容を知ることがすごく大切。

試験の形式などで勉強の方法や対策が変わってくるからです。

今回の記事ではケアマネの試験の概要に加えてメリットと注意点も解説していきます。

本記事の内容

  • ケアマネを取るメリット4つ
  • 受験の際の注意点
  • ケアマネ試験の概要を分かりやすく解説

本記事の信頼性

  • 筆者は介護士として7年現場を経験。
  • 看護学校在学中に第18回ケアマネジャー試験に合格。
  • 認知症の専門家として講師の経験あり。

この記事を最後まで読むことでケアマネを取るメリットと、試験概要、受験までの流れを理解できますよ。

前おきはこれぐらいにして見て行きましょう。

【受験前に確認を!】ケアマネジャーとは?取得のメリットと受験資格まとめ

ケアマネジャーとは正式に、『介護支援専門員』と言います。

介護保険法等を根拠に、ケアマネジメントを実施することのできる資格、また有資格者のことをいう。

要支援・要介護認定者およびその家族からの相談を受け、介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、自治体や他の介護サービス事業者との連絡、調整等を行う。

一般にはケアマネジャーとも呼称され、介護関連の資格では「最高峰」の位置づけである。

出典:Wikipedia

上記の通り。

介護保険を扱う、専門家のことを言いますね。

『ケアマネジャー』を取る4つのメリット

大きなメリットは以下になります。

  1. 肉体労働である現場から、相談職(デスクワーク業務)へと転職できる。
  2. 転職の幅が広がる。
  3. 給与アップ。
  4. キャリア形成につながる。

ひとつずつ見て行きますね。

①肉体労働である現場から、相談職(デスクワーク業務)へと転職できる。

ケアマネの仕事の中心はデスクワークになります。

  • ケアプランの作成
  • 介護サービスの報酬計算
  • 利用者の情報収集

↑上記などです。

もちろん利用者宅で直接、話を聞く場面などもありますが、介護現場の様に移乗介助や、入浴介助など体に負担のかかる仕事はありません。

年齢や、身体の負担を考え介護キャリアを生かせるケアマネを目指すのもありですね。

②転職の選択肢が広がる

ケアマネの受験資格上、何らかの国家資格は所有していることになります。(条件は下記で記載)

  • 介護福祉士+ケアマネ
  • 看護師+ケアマネ

↑多くの方はこんな感じになるはずです。

人手不足のこの業界ですから、そんな人材はどこも欲しがります。

その裏付けになるのが、下記の資料です。

将来的な介護人材の需要を満たすには、2025年までに年間6万人を確保する必要がある、という図ですね。

出典:厚生労働省の資料です。

現場も含めた話ですが、国家資格にプラスしてケアマネを持っていれば介護業界の転職活動は『ひとり勝ち状態』になること間違いなしです。

③給与アップにつながる

以下は平均給与です。

資格なし 26万1600円
介護福祉士 31万3920円
ケアマネジャー 34万9980円

出典:平成30年度介護従事者処遇改善状況等調査結果より

無資格の時から比べると給与は大幅アップされます。

④キャリア形成につながる

先ほども話しましたが、ケアマネは介護職の最高峰という位置付けの資格になります。

介護キャリアの一つの到達地点になりますね。

現場→相談職として転職に加え

地域包括支援センター、居宅介護支援事業所で在宅ケアマネ、特養などの施設ケアマネなど、あらたなキャリア形成につながりますね。

また、その職に就かなかったとしても、ある一定の専門知識、技術があると評価されるので昇進や転職のプラス材料になるでしょう。

ケアマネジャー取得の注意点

結論から言うと以下ですね。

取得までのハードルが高い。

ケアマネ試験は合格率20%の超難関試験。

受験しか資格も、無資格から仕事を始めた場合は取得までに、最低でも8年はかかります。

また試験合格後も、数日にわたる研修があります。

魅力的な資格ですが、甘くはないですね。

受験は下記で詳しく解説していきます。

【分かりやすく!】ケアマネ試験の概要を解説

以下が一覧になります。

受験資格

以下の業務を通算して5年以上かつ900日以上従事した者

  • 該当の国家資格に基づく業務(※
  • 相談援助業務に従事
申し込み時期 5月下旬~6月下旬
受験料 6,000~15.000円 県によって異なります。
受験日 10月
受験地 全国の都道府県
試験形式 五者択一、五者択二
時間 10:00~12:00
問題数
  • 介護支援分野 25問
  • 保健医療サービス分野 20問
  • 福祉サービス分野 15問

計60問

合格基準
  • 介護支援分野6~7割
  • 保健医療サービス、福祉サービス分野の6~7割

※例年基準は変わります。

これ↑

具体的な行動につながるようにそれぞれ見て行きますよ。

受験資格は『資格を取得してから5年(500日)の勤務』が必要。

ケアマネ試験の受験資格は2018年より変更されています。

まずは自分に受験資格があるか確認して行きましょう。

ジョブメドレー引用

受験資格

以下の業務を通算して5年以上かつ900日以上従事した者

  • 相談援助業務に従事
  • 該当の国家資格に基づく業務(※)

(※)医師、歯科医師、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、管理栄養士(栄養士を含む)、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、歯科衛生士、言語聴覚士、義肢装具士、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師

※介護福祉士であれば資格を取得後5年従事する必要があるので注意しましょう。

※2017年までは無資格者の介護職員でも一定の年数の勤務で受験できましたが、2018年間は無資格者は除外されています。

相談業務とは

  • 特養、老健などの老人施設の相談員
  • 障害者施設の支援相談員
  • その他、相談支援相談員、主任相談支援員など

※受験資格として該当するかは必ず県の担当者へ確認しましょう。

受け付けは5~6月。早めの手続きを。

試験までの簡単なタイムスケジュールです。

受付時期は5~6月頃、それまでに書類をそろえておく必要があります。

所属している会社に用意してもらわなければならない書類もあるので、早めにそろえておきましょう。


  • 5月下旬~6月下旬

    願書の提出


  • 9月

    受験票到着


  • 10月

    試験


  • 12月

    合格発表


  • 1~3月

    合格者のみ実務者研修を実施

    研修後に資格取得


願書の受け取りは市役所で可能です。

願書の受け取りは以下の場所で行えます。※無料です。

  • 各市役所・役場の介護保険担当窓口
  • 都道府県と各市町の社会福祉協議会
  • 各地域の県福祉事務所など

※各都道府県によって違います。

申し込みに必要な書類は以下になります。

  • 受験申込書
  • 証明写真
  • 実務経験証明書または実務経験見込証明書
  • 資格証明書
  • 戸籍謄本
  • 欠格事由申出書

実務経験証明書とは

 

※願書に同封されています。

※お勤めの会社に実務を証明してもらう書類になります。

※最低でも500日の実務経験、または見込みが必要になるのでお勤めの施設に提出し、記載してもらしょう。

試験形式の形式はワークシート

試験内容については以下です。

試験は五者択二、または五者択三、マークシート形式で行われます。

  • 介護支援分野 25問
  • 保健医療サービス分野 20問
  • 福祉サービス分野 15問

問題数は120問。

介護保険分野6~7割+保健医療サービス、福祉サービス分野の6~7割。どちらも基準以上で合格となります。

 

過去の基準が下記になります。

  第17回(平成26年) 第18回(平成27年) 第19回(平成28年) 第20回(平成29年) 第21回(平成30年)
介護支援分野(全25点) 14点 13点 13点 15点 13点
保健医療・福祉分野(全35点) 25点 25点 22点 23点 22点

 

実際の問題はこのような感じ。

第20回過去門より。

五者択二とは

  • 【五者択二】『下記の5択の中から2つを選べ』
  • 【五者択三】『下記の5択の中から3つを選べ』

五者択一では適当に書いて正解になるかもしれませんが、五者択二はハードルが高くしっかり内容を分かっておかないと正解は難しいです。

まとめ

以下のことを解説しました。

  • 資格を取ることで、転職やキャリア形成につながる。
  • ハードルは高い。
  • 受験資格は国家資格を持ち5年勤務した者。
  • 願書の提出は5~6月に行う。
  • 試験はワークシート形式で行います。
  • 合格基準は毎年変わります。事前にリサーチしておきましょう。

ケアマネジャーは介護の最終キャリアとなるような資格です。

ワンランク上を目指していきたい方は取得を目指してみてはどうでしょうか。

具体的な勉強方法については、別記事で紹介していますので、詳細はそちらの記事を参考にしてください。

結論から言うと、合格するには過去問がとても重要です。

内容は記事内で。

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