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喀痰吸引等研修ってどんな資格?2つのメリットと、知っておくべき4つの受講要件

スキルアップのために喀痰吸引の資格をとりたいと考えているのですが、おすすめですか?

このような声にお応えします。

介護、福祉関連の資格って、いくつもあって何を取ったらいいか分からないですよね。

資格の質はピンキリです。

私はたくさんの資格を取得してきましたが、時間とお金をかけて取得したけどまったく使えないというケースも少なくありませんでした。

今回はそんな失敗をふまえて、現場で確実に必要とされている『喀痰吸引等研修』を紹介します。

筆者の紹介

  • 7年間の介護経験あり。介護関連の情報には精通しています。
  • 所有資格は看護師、介護福祉士、ケアマネジャーをはじめ複数所持。
  • 認知症の講師としての活動経験あり。

本記事の内容

  • 喀痰吸引等研修のメリット
  • 資格取得の条件
  • 研修の内容
  • 研修の費用

この記事を読むことで、喀痰吸引等研修がおすすめな理由、メリット、取得にはどうすればいいのかが分かります。

資格取得に迷っている方、ムダなく資格を取りたい方は最後まで読んでいってください。

喀痰吸引等研修ってどんな資格?2つのメリットと、知っておくべき4つの受講要件

結論として喀痰吸引等研修はかなりおすすめの資格です。

理由は2つです。

  1. 即戦力としての力がつく
  2. スキルアップにつながる

①即戦力としての力がつく。

この資格があることで以下が出来るようになります。

  • 喀痰吸引
  • 経管栄養

この2つは現場でもニーズは高く、この資格があることで一つのスキルを習得している者として認められます。

具体的に一つの手技ができるということになりますね。

介護現場では、確実に必要なスキルになるので、この資格があることで即戦力として認知されますよ。

②スキルアップにつながる。

吸引、経管栄養法などの専門知識を学ぶことで介護士としてスキルアップにつながります。

また、介護福祉士の資格を取る際の受験条件にもなっています。

介護福祉士の受験要件は以下になります↓

  • 実務経験3年+実務者研修
  • 実務経験3年+介護職員初任者研修+喀痰吸引等研修

\介護福祉士の詳細はこちらから/

キャリアップに直接関わってくる資格でもありますね。

『吸引できる人』になるにはいくつかの条件がある。

介護福祉士を取得したタイミングなどで取得の仕方が違ってくるので整理しておきましょう。

受講する方は下記の4つのパターンが考えられます。

  1. 平成28年度~介護福祉士を取得した場合
  2. 平成27年以前に介護福祉士の資格を取得した場合
  3. 介護福祉士以外の介護職員
  4. その他(平成24年4月1日の改正法時点ですでに吸引を行っていた職員)

それぞれ解説していきます。

1.平成28年度~介護福祉士を取得した場合

  • 実地研修を修了し、都道府県に申請。
  • 介護福祉士登録証に行為の付記登録を受ける。

介護福祉士の資格に加えて、現場で吸引を実際に行う『実地研修』が必要なパターンです。

 

 

2.平成27年以前に介護福祉士の資格を取得した場合

  • 都道府県へ申請。
  • 認定証の交付を受け、介護福祉士登録証に行為の付記登録を受ける。

各都道県へ申請を行うことで吸引の実施が可能になりますね。

 

 

3.介護福祉士以外の介護職員

喀痰吸引等研修を修了し、認定証の交付を受ける。 

これらの方は一定の研修を受ける必要があります。

50時間の研修+『実地研修』現場での実習を行う必要がありますね。

 

 

4.その他(平成24年4月1日の改正法時点ですでに吸引を行っていた職員)

  • 都道府県へ申請。
  • 喀痰吸引等研修を修了した者と同等以上の知識・技能を有すると都道府県知事が認定され、認定証の交付を受ける。

制度改正前は研修などはなく、介護士が吸引を行っていました。

制度開始直後に経過的措置として、都道府県に申請することで改めて吸引が行えるようになりました。

山口県HP参照

研修の内容と、費用を紹介

ここからは研修の内容と、かかる費用について紹介していきます。

【喀痰吸引等研修の内容】50時間以上の濃い内容です。

喀痰吸引等研修は『基本研修』と『実地研修』に分かれています。

基本研修と講義と演習からなる、研修です。

学べる項目は下記ですね。

『講義』

人間と社会 1.5
保健医療制度とチーム医療 2
安全な療養生活 4
清潔保持と感染予防 2.5
健康状態の把握 3
高齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論 11
高齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論実施手順解説 8
高齢者及び障害児・者の経管栄養概論 10
高齢者及び障害児・者の経管栄養実施手順開設 8
筆記試験 1
合計 50

『演習』

喀痰吸引・口腔内 5回以上
喀痰吸引・鼻腔内 5回以上
喀痰吸引・気管カニューレ内部 5回以上
経管栄養・胃ろう又は腸ろう 5回以上
経管栄養・経鼻経管栄養 5回以上
救急蘇生法 1回以上

厚生労働省HP参照

また喀痰吸引等研修は第1号研修、第2号研修、第3号研修に分かれています。

第1号、第2号は不特定多数の方を対象にしており、第3号研修は重度心身障碍者など、特定の方を対象にした吸引、経管栄養の実施を目的にしています。

違いは以下にまとめてみました↓

種類 内容 対象者
第1号研修 ・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう、経鼻)
不特定多数
第2号研修 ・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内)
・経管栄養(胃ろう又は腸ろう)
第3号研修 ・喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)
・経管栄養(胃ろうまたは腸ろう・経鼻)
特定のご利用者
筋萎縮性側索硬化症(ALS)またはこれに類似する神経など

第3号研修は基本、演習の区別はなく9時間の研修と短時間での研修となっています。

厚生労働省HP参照

それぞれの詳細は下記です↓

第1号研修、第2号研修

不特定多数の方を対象にして吸引を実施できるようになります。

『基本研修』+『実地研修』を受ける必要があります。

『基本研修』

講義50時間+演習

『実地研修』

  • 口腔内の喀痰吸引
  • 鼻腔内の喀痰吸引
  • 気管カニューレ内部の喀痰吸引
  • 胃ろう又は腸ろうにより経管栄養
  • 経鼻経管栄養

第3号研修

特定の方を対象にした研修です。

この研修を受けることで吸引を実施できるようになる対象者は以下です↓

  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)またはこれに類似する神経・筋疾患筋ジストロフィー
  • 高位頚髄損傷
  • 遷延性意識障害
  • 重症心身障がいなどを患っている療養患者や障がい者

これらの障害者の方へ対しての吸引が可能になります。

『基本研修』

9時間(演習込み)

『実地研修』

  • 口腔内の喀痰吸引
  • 鼻腔内の喀痰吸引
  • 気管カニューレ内部の喀痰吸引
  • 胃ろう又は腸ろうにより経管栄養
  • 経鼻経管栄養

喀痰吸引等研修にかかる費用は15万円前後

費用は受講する団体によって異なります。

いくつかの講座の金額を比較してみました。

『三幸福祉カレッジ』

第1号研修 236,500円(税込み)

第2号研修 184,800円(税込み)

第3号研修 40,480円(税込み)

三幸カレッジHP参照

『かいご畑』

第1号、第2号研修

142,450(税込み)

『かいご畑』から実地研修先を紹介する場合

168,300(税込み)

かいご畑HP(ほっと倶楽部)参照

『グッドライフ株式会社』

第2号研修 166.650円(税込み)

グッドライフ株式会社HP参照

『日本キャリアパスアカデミー』

第2号研修

実地研修の手配を受ける場合

165.000円(税込み)

実地研修の手配を受けない(勤務先で実地研修を行う

121.000円(税込み)

日本キャリアパスアカデミーHP参照

だいたい15万円前後するようですね。

各都道府県の情報は、しっかり情報は押さえておきましょう。

都道府県ごとに開催する団体が異なります。

それぞれの都道県のHPから情報を確認することができますよ。

コロナなどで中止になる場合もありますので詳細は確認しておきましょう。

下記から確認してみてください。

まとめ

今回の記事では喀痰吸引等研修について解説しました。

  • 喀痰吸引等研修は介護現場の即戦力になる資格です。
  • 吸引を行うには多くの場合は研修が必要です。
  • 研修は50時間以上の濃いものです。
  • 費用はおよそ15万円前後かかります。

喀痰吸引等研修は介護現場の即戦力となるすごく大事な資格です。

転職にもつながりやすく、今後のスキルアップも踏まえて必ず取得しておきましょう!

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介護士を7年経験。看護師2年目。副業アルバイトも加え猛烈に働き1年間で200万円貯金し看護学校へ入学した経験あり。ケアマネ資格も保有しています。体験談をベースに、看護師、介護士、ケアマネの情報を発信しています。

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