【資格取得】介護福祉士

【保存版】介護福祉士を取得する5つのメリットと2つのデメリット

介護福祉士を取得するメリットってありますか?デメリットもあれば教えて欲しいです。

このような声にお応えします.

筆者の紹介

この記事を書いているわたしは介護福祉士を取得してから10年近く介護現場で働いてきました。ケアマネも持っており現在は看護師として働いています。

介護の仕事は資格の有無に関係なく誰でも行うことができます。では介護福祉士を取得するメリットはあるのでしょうか?

今回の記事では介護福祉士として働いてきた私が実体験をふまえ介護福祉士取得のメリット・デメリットを説明します。

これから資格取得を目指す方はぜひ参考にしてください。

【保存版】介護福祉士を取得する5つのメリットと2つのデメリット

結論から言うとメリットは当然ですが、デメリットもありますよ。

まずはメリットを見て行きましょう。以下です。

メリット①:信頼につながる

資格を持っていることは一つの信頼になります。

仕事を行う上で信頼につながるのは以下です。

職場で信頼される人の特徴

  • 仕事ができる
  • 責任感がある
  • 誠実な人柄
  • 専門知識・技術がある

出典:SPA「職場で信頼される人・されない人より」

上記です。資格を持っていることは専門知識、技術があることの裏打ちになります。

実際に資格取得することで周囲の評価を上げている人を目の当たりにしてきました。難しい資格であるほど取得すると「あの人普段からがんばってるもんね」「やっぱり努力家だよね」と評価は爆上がりします。

逆に専門職として「資格を持っているのは当たり前」という認識もあるようです。

信頼はあった方が仕事しやすいですよね。仕事のやりやすさは「やりがい」にもつながる重要な要素です。こういった資格は取得しておきましょう。

メリット②:転職につながる

介護福祉士は転職につながる資格です。

先ほどの話とつながりますが、資格は信頼の裏打ちになります。介護福祉士を持っていることで以下の評価を受けることができます。

介護福祉士の評価

  • 3年以上の実務経験
  • 「中堅クラス」の専門知識がある
  • 「中堅クラス」の専門技術がある

中堅クラス」と書いたのは国が発表している介護のキャリアプランの中でも介護福祉士が中盤に位置する資格だからです。

根拠リンク:厚生労働省HP

加えて介護業界は人材不足です。国は2025年までに毎年6万に程度の介護人材が必要だと発表しています。

出典:厚生労働省HP

また質向上のため国から「介護福祉士」を持っている人材を雇うことを推奨されており、施設は一定数の介護福祉士を雇用することで加算をとることができます。

介護福祉士を雇うことは施設側としてもメリットは大きいということです。

条件の同じ「無資格の実務経験3年」か「介護福祉士の実務経験3年」どちらの人材を取るかというと間違いなく後者です。

わたしはバイトも含めて5つ以上の職場を見てきましたが「介護福祉士を持っている」「実務経験もある」と伝えて不採用になったことはありません。

電話でこれを伝えると「そうですか、なら大丈夫ですね。」とその時点でほぼ即採用が決まったこともあります。

上記の理由から介護福祉士は社会的に求められており転職に困ることはないと言えます。

メリット③:給与アップにつながる

介護福祉士は給与アップにつながる資格です。

令和2年 福祉職の平均給与

 
 
資格 金額 「資格なし」との差額
保有資格なし 275.920円
介護福祉士 329.250円 +53.330円
実務者研修 303.230円 +27.310円
介護職員初任者研修 301.210円 +25.290円
介護支援専門員 368.030円 +92.110円

出典:令和2年度介護従事者処遇等調査結果

厚生労働省のデータによると「保有資格なし」と「介護福祉士」の給与は5万円ほど差が出るというデータが出ています。

え、そんなに違う?と思うかもしれませんね。

資格手当に加えて「処遇改善金」の支給額にも差が出る施設もあるようです。

どちらにせよ介護福祉士を取得することで大きく給与アップになるのは間違いありません。

メリット④:キャリアアップにつながる

出典:厚生労働省HP

上記は厚生労働省の「介護人材の機能とキャリアパスについて」を参照に作った介護士のキャリアプランです。

見てもらったら分かるように「介護福祉士」はキャリアプランの中盤部分を担う重要な位置づけの資格になっています。

こんな人におすすめ

  • 将来は管理職に就きたい
  • ケアマネの資格を取りたい
  • 専門性を磨くため認定介護士も取りたい

上記のような方は介護福祉士取得を目指してみましょう。

また1年資格取得が遅れるということは、1年キャリアアップが遅れるということです。

3年の実務が終えて受験資格を満たしたらすぐに取得することをおすすめします。介護福祉士の受験資格については以下を参考にして見下さい。

メリット⑤:自信につながる

目標を達成する成功体験が自信につながります。

介護福祉士は管理職でない限り数字などの明確な目標に追われることはありません。基本的には日々同じ業務を繰り返します。

明確な目標を立てて、達成する体験は介護士にとっては貴重だと言えます。

別の資格になりますがわたしは介護現場を離れてからケアマネを取得しました。やはり合格したことでかなり自分に自信が付きました。

確かにケアマネの方が難易度は高いですが、そんなことは関係なく日々の努力が結果になる」という成功体験が自分に自信をつけてくれました。

結果として勇気を持てたので次のチャレンジとして看護師の資格にも挑戦できました。

資格取得という一つの成功体験が私にとっては大きな転機になりました。

介護福祉士を取得する際のデメリット

介護福祉士を取得することにデメリットはありません。

しかし、強いて言うなら以下の2点は当てはまるかもしれません。

取得の際のデメリット

  • お金はかかる
  • 時間がかかる

それぞれ詳しく見て行きましょう。

デメリット①:お金はかかる

当然ですが受験にお金はかかります。以下です。

介護福祉士取得の必要経費

 
 
種目 金額
受講料 18.380円
テキスト 6.000~10.000円
通信講座 25.000円~
場所代(カフェなど) 300円/1回

1回の受験料は18.380円です。受験するだけでこの金額は少し高い気がしますね。

独学で最低限のテキストを購入するとして、「メインテキスト」「問題集」「一問一答」を購入したとすると6.000~10.000円はかかります。

また通信講座を申し込むと安いもので25.000円ほど、高いものでは50.000円になります。

多少の金額はかかります。しかしこれらは自己投資。資格取得後の手当で十分取り戻せますよ。

デメリット②:時間がかかる

時間の投資は必要です。確実に受かるようにするなら試験の半年前から勉強は必要ですよ。

1時間/日は勉強するとして試験日まで約180時間。時給1000円のバイトに時間を割けば月に3万円は稼げる時間です。

仮に時給に変えたらという話です。何に価値を感じるかは人それぞれですね。

ただ、わたしなら他のメリットや将来のことも考えて資格の勉強をします。

お金のことを考えるとしても資格手当を考慮して、価値があるのは資格取得であることは明らかです。

まとめ

本記事では介護福祉士取得のメリット・デメリットを解説しました。

介護福祉士取得のメリット・デメリット

 
 
メリット デメリット
  • 信頼につながる
  • 転職につながる
  • 給与アップにつながる
  • キャリアアップにつながる
  • 自信につながる
  • お金がかかる
  • 時間がかかる

社会的に需要があり、まだまだ人材が不足している介護職。

同時に質の向上も求められています。介護職として質の維持・向上のためにも「介護福祉士」の取得は必須の資格と言えます。

まだ取得してない方で前向きに介護職を続けていきたい方はぜひ取得を考えてみて下さい。

なお「取得したい!けど勉強の仕方が分からない。」このような方は通信講座がおすすめです。

おすすめの通信講座は「【保存版】介護福祉士の通信講座ランキング5選」で詳しく解説しているのでよければ参考にして見下さい。

介護福祉士の通信講座5選

 
 
順位 サービス名 料金 受講期間 特徴
1位 ユーキャン 49.000円 約6カ月 業界No.1の実績
2位 ニチイ 24.000円 約6カ月 最短2ヶ月で学習できる
3位 三幸福祉カレッジ 33.000円 約6カ月 オリジナル教材
4位 資格の大原 40.000円 約5か月 映像中心の学習
5位 日本キャリアパスアカデミー 28.000円 約6カ月 合格のメソッド

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